クライアント インタビュー

今回は国内外に23施設、6,200室を持つホテルチェーン
「都ホテルズ&リゾーツ」を運営する「株式会社近鉄・都ホテルズ」様にお邪魔しました。
このたびアイチームが携わらせていただいている、会員組織「都プラス」のシステムリプレイスのIT企画支援、
3ブランド18サイトにおよぶHP大型リニューアルのプロジェクトマネジメントについて、
営業企画部部長の小林様と、同部課長の浜本様にお話しをお伺いします。

CLIENT INTERVIEW

システムと
マーケティングの
知見で進めるPM

株式会社近鉄・都ホテルズ
ホテル運営本部 業務推進室 営業企画部
部長 小林様 課長 浜本様

  1. まずは営業企画部がどのような部署なのかお伺いできますか?

    小林様)チェーン全体を運用サポートする本部に所属しています。私たち営業企画部は、主にプロモーションやマーケティング職務を担う部署です。

    また当グループには、リピーターのお客様へより魅力的なサービスを提供するための会員組織があり、その運営も行っています。

  2. 小林様は別業界の人事畑にいた経験を活かしホテル業界に転職、浜本様はホテル一筋の「ザ・ホテルマン」と、お二人は全然違う経歴をお持ちですよね。

    小林様)もともとマーケティングが強い会社にいて、人事職でもマーケティングの考えをベースに取り組んでおります。現状のデータから何を導き出して、次にどのような施策を打つかと考えるのはどの職種でも一緒だと思っています。

    浜本様)私は都ホテルグループのホテルに入社し、ベルボーイやフロントを経験したのち、本部に異動になりました。その後いくつかの現場を経験し、現在は営業企画部でマーケティング職に従事しています。

  3. マーケティングに力を入れなくてはいけない、というタイミングでアイチームにお声がけいただいたのでしょうか?

    小林様)いえ、アイチームさんとのお取引はもう少し後からです。マーケティングに力を入れるとなったタイミングで、我が社で大きなシステム投資を2件行うことが決定しました。

    一つは集客のためにHPの大型リニューアルプロジェクト、もう一つは都プラスという当ホテルの会員組織のシステムリプレイスです。

    システム投資でマーケティングに注力することに。

  4. なぜHPのリニューアルと会員組織のシステムリプレイスを行うことに?

    小林様)ホテルの良さは、人と人との接点におけるコミュニケーションだと思っています。ささやかな一言、気遣い、思ってもないサービスを受けて嬉しかったご経験がある方も多いのではないでしょうか?

    そのようなコミュニケーションを取るために、ホテル側はお客様の情報を共有しておき、また次来ていただいた時にも、以前来ていただいたお客様だと把握しておきたい。当社はチェーンですので、グループホテルのどこを利用しても都ホテルズ&リゾーツのお客様として、同じサービスを提供したいという想いがありました。

    それが今までのシステムやHPだと満足にできる状態ではなく、仕組みを変えるためにリプレイスやリニューアルを行うことになりました。しかし、私たちだけではプロジェクトを進めていくためのシステムの知見を持ち合わせていないことが問題でした。

  5. ITシステムに精通したアドバイザーが必要になったのですね。

    小林様)私たちがやりたいと思っていることを実現するためには、新しいIT技術の知見を持って、プロジェクトマネジメントをできる人材が必要でした。その時に偶然、社内メンバーの人脈ネットワークからアイチームさんをご紹介いただくことになったのです。

    浜本様)私はアイチームさんみたいなIT企画支援を担う会社があることを知りませんでした。

    小林様)もともとお任せする予定のベンダーはあったのですが、「このままこのプロジェクトを進めて良いんだろうか?」と、もっと他により良いシステムがあるのではと思っていたタイミングでのご紹介ということもありまして。

    浜本様)アイチームさんに白羽の矢が立ちました。

    IT企画支援でスムーズにプロジェクトが進行。

  6. 本当にタイミングと縁ですね。では今回アイチームと一緒にプロジェクトを進行して、PM業務支援やIT企画支援はいかがでしたか?

    浜本様)正直あまりスケジュールの余裕もなかったのですが、その中で段取りよく動いていただいた印象です。私たちが社長・役員に説明するための資料まで揃えていただいて。ITシステムの知見を持って、プロジェクトマネジメント力を発揮いただきました。

    小林様)私たちが実現したいと考える要望を、ITシステムにどう落とし込むのかという点でしっかりサポートいただき、ものすごく感謝しております。たぶん自分たちだけでだったら、今の段階までプロジェクトは進められませんでした。しかも予算削減にも成功して、浮いた分が他に使えるという恩恵までいただきました。こちらはシステムのことは素人なので、アイチームさんが解説やベンダーさんのコントロールをしていただけてすごく助かります。

    ITの知見を持ったサポートが安心感に。

  7. 予算が浮いたというお話しもありましたが、アイチームにお任せいただいたことで、どういった利益が生まれたかというところをお聞かせいただけますか?

    小林様)アイチームさんのプロジェクトマネジメントのおかげで、何より私たちの時間が浮いた分、他の業務にあてられることが大きいです。あわせて、予算も浮きました。

    正直、アイチームさんへ支払う費用は安いものではありません(笑)その金額に見合うものはどう返ってくるんだろう?と社内でも疑念がありました。しかし、いざ始めてみて最初に作っていただいた要求定義書を見た時に、社長を含めた社内関係者が感心しまして。そこからは、信頼し任せるという空気になりました。

  8. もし今回のプロジェクトにアイチームが参加していなければ、どのように進んでいたのでしょうか?

    小林様)アイチームさんがいなかったら私たちのスケジュールはパンクしていたと思います。

    浜本様)プロジェクトのスケジュールが追いつかなくて、毎日の打ち合わせに追われていたかもしれません。アイチームさんがプロジェクトに参加していなかったら、というのはもう想像できません。社内でもプロジェクトマネジメントをしてくれている会社という認識が広まっていて、関係するメンバーに安心感を与えてもらっています。

    IT企画支援によって自身の業務に集中できるように。

  9. ありがとうございます。では、プロジェクトを進める中でアイチームの動きで一番印象に残ったことはありますか?

    浜本様)アイチームさんはシステム会社じゃなくIT企画支援をされている会社なので、我々の業界や会員組織、HPといった部分をマーケティング視点でサポートしていただいているなと感じました。システムとマネジメント両方の知見で、困りごとがあれば先回りしてベンダーに交渉してくださってますし、頼りがいがあります。

    小林様)もしベンダーと当社の二社間だったら、「これはこうだから」とベンダーに言われたら「ああ、そうなんですね」てなると思うんです。それをアイチームさんが入ることで、違っていることには「それは違いますよ」って言ってもらえる。そこがすごく心強いですね。今、IT技術はすごく進歩しているので、最新のIT技術の情報をお持ちの方がプロジェクトに介入いただくということは、すごく意味があることだと感じます。

  10. では最後に、今後のアイチームに期待することをお聞かせください。

    浜本様)予算を抑えられたお力で、アイチームさんへのお支払い額も抑えていただければ…という冗談はさておき(笑)そうですね、3月のプロジェクト完遂までぜひ一緒に伴走をしていただきたいなと思っています。私たちはホテルのお客様に対してという部分に注力していきたいと考えているので、もしかしたらアイチームさんへの負担が増えるかもしれないのですが。そこはもう信頼の現れだと思っていただいて、ぜひよろしくお願いしたいです。

    小林様)今、世の中のデジタル化が進んでいますが、ホテル内のシステムは変わっていません。今のホテルのシステムだと、お客様の情報を得るためのプロセスが多くて時間がかかります。本当はお客様のデータを分析して、どのようなサービスを提供したら満足していただけるのか、考える時間に充てたいと思っていて。今後、このような部分もご提案やサポートをいただけると嬉しいですね。

プロジェクト完遂後も
アイチームとお客様へのサービスの効率化を考えたいです。

冗談も飛び出すくらい和気藹々とインタビューをさせていただき、
近鉄・都ホテルズ様とアイチームの関係性の良さが出ていたように感じます。
今後も事業の成長につれて課題の発見や新たな改善などの
お手伝いさせていただけると、アイチームとしても嬉しいです。
本日はどうもありがとうございました。

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