問い合わせ先の一元化を実現し、ネットワークトラブル時の“たらい回し”を解消

補修塗料製造会社

業種 塗料製造業
会社情報 従業員数:15名

ご相談時の状況とご要望

ネットワークのセキュリティ機能を統合管理するUTM機器の保守期限が迫る中、機器のリプレイスを検討していた。加えて、これまで複数のベンダーが段階的にネットワークを構築・拡張してきたことで管理体制が異なり、障害発生時の問い合わせ先が分かりにくいという課題も抱えていた。

 

トラブル時に問い合わせをした際には、「その部分は他社の対応範囲」と対応を断られ、責任の所在が曖昧なまま、たらい回しになるケースも発生。その結果、専任の情報システム部門を持たない同社では、社内の担当者が個別に対応に追われ、運用負荷が高まっていた。

 

過去には落雷による停電でネットワーク障害が起きたことがあり、その際はアイチームが迅速な復旧支援を実施。こうした背景から、単なる機器の入れ替えではなく、「ネットワーク全体の整理」と「障害時に迷わず問い合わせできる体制づくり」が優先課題となり、それらを一括で対応できるアイチームに依頼が寄せられた。

planning

企画

まずアイチームでは、現地調査を通じてクライアントのネットワーク環境を詳細に確認。事務所内の配線状況やHUB、設置されているネットワーク機器の接続状態を把握し、現状のネットワーク構成図を作成した。さらに、将来的な機器更新やネットワーク拡張時にそなえた基礎資料として、リプレイス後の構成図もあわせて作成し、属人的な管理に依存しない土台を整えた。

 

機器のリプレイスに際しては、各機器を最適な経路で再接続したことで、障害の切り分けがしやすく、問い合わせ先を一元化できる体制を構築した。相談から2カ月程でリプレイスを実施。現地訪問は調査と設置作業の2回に集約され、導入機器やコストに関する説明も丁寧に行いながら、クライアントに過度な負担をかけることなく、スムーズな導入を完了させた。

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結果

UTMのリプレイスとあわせてネットワークを再構築したことで、以下のような成果が得られた。

 

ネットワーク構成の最適化

複雑化していたネットワークが整理され、物理的な配線も見直されたことで、障害発生時の原因特定が容易になった。接続経路が明確になったことで、トラブル発生時の初動対応も迅速化している。

 

運用負荷の軽減と問い合わせ窓口の一元化

これまではトラブルのたびに各ベンダーに連絡していたが、今後はアイチームが一元的に対応。問い合わせ先が明確になったことで、担当者が感じていた心理的・実務的な負担が大きく軽減された。

 

安定運用の実現

運用面まで見据えたネットワーク構成の最適化により、リプレイス後はトラブルもなく、問い合わせも発生していない。「何も問題が起きていないこと」こそが、安定運用の最大の成果であると言える。

 

仮に今後トラブルが発生したとしても、「アイチームに連絡すれば解決してもらえる」という安心感をクライアントは得ており、IT運用の土台がしっかりと整備された。加えて、パソコンの入れ替えや軽微なトラブルの問い合わせにも柔軟に対応するなど、日常的な運用支援も引き続き担っている。

アイチームのアピールポイント

アイチームでは、IT担当者が不在の企業や、ネットワーク構成が複雑化している環境に対しても、現場に即した最適な支援を提供しています。

 

  • 現地調査と丁寧なヒアリングを通じて課題を明確にし、運用までを見据えた提案
  • 単なる機器の入れ替えではなく、ネットワーク構成全体の最適化を支援
  • リプレイス後は問い合わせ窓口を一元化し、運用負荷を軽減