最小コストかつ4か月でパーソナライズ機能を実装し、CVRが105%に向上

インターネット・カタログ通信販売会社

業種 通信販売業
会社情報 従業員数:1,000名
  • アウトソーシングサービス

ご相談時の状況とご要望

新たなサービスとして、通販サイト上の検索履歴をパーソナライズするシステムを導入したいという要望を持っていた。さらに、在庫切れの商品をユーザーに表示してしまう状況を改善し、機会損失を防ぎたいという狙いもあった。

 

しかし、市場に出回っているクラウド型ソリューションは年間で数千万円規模のコストが必要なケースが多く、必要以上の機能が含まれた高額サービスを導入せざるを得ない状況がネックとなっていた。そこで、最小限の費用で試験的に機能を構築し、費用対効果を適切に検証したいという相談がアイチームへ寄せられた。

planning

企画

毎月の定例ミーティングでヒアリングを行い、まずは最小限の機能を試して効果検証できるよう、プロジェクトを複数のフェーズに分割する方針を提案した。最終的なゴールを見据えつつ、当初は必要なデータを抽出し、他システムへの取り込みは手作業で対応するなど、機能を最小限に絞り込んだミニマムな構成でスタート。実際に成果が得られるかどうかを確かめながら次の段階に進むアプローチを確立した。

 

さらに、初期投資を抑えつつ拡張性を確保することで、次のフェーズに進む際の費用を抑えながらも追加開発を可能とする仕組みを構築。これにより、経営判断に欠かせない費用対効果を少額投資の段階から検証でき、余計なリスクやコストを最小限にとどめながら施策を進めた。

result

結果

本格リリースに先立ち実施した期間限定のA/Bテストでは、CVRが105%に達する成果を収めた。これにより、パーソナライズ機能が売上向上に貢献する可能性を示すデータが得られ、クライアント企業が最適なソリューションを検討するうえで大きな一歩を踏み出したといえる。

 

あわせて初期投資をミニマムな構成に抑えることで、既存のクラウド型ソリューションと比較して大幅なコスト削減も実現し、当初想定していた年間費用に比べて数分の1程度の投資でプロジェクトを立ち上げられた。さらに、相談からおよそ4か月という短期間でフェーズ1のシステム導入を完了し、スピーディな開発・検証サイクルを確立できた。

 

同社は長年カタログ通販を主体としていたが、Web通販の拡大に伴い、多数のクラウドソリューションを模索している。その試行錯誤を、小規模投資で素早く実行できるアイチームの手法が後押しし、今後も段階的な機能拡張や新サービスの検討を続けられる環境が整っている。

アイチームのアピールポイント

アイチームでは、コストを抑えつつ新サービスをスピーディに試したい場合でも、最適なソリューションを段階的に実現します。

 

  • 現場の実態を深く理解し、最小限の投資で効果を検証する仕組みを提案
  • 課題解決に最適なシステム選定とスムーズな導入を支援
  • 初期リリースから拡張性を確保し、段階的なアプローチを実現
  • IT戦略立案から開発・保守まで一貫したサポートで成果を最大化