3年後の成長を見据えた、実行力のあるロードマップを策定

介護事業会社

業種 サービス業
会社情報 従業員数:6,000名
  • IT企画サービス

ご相談時の状況とご要望

情報システム部門は少数体制により、人材不足を起因とするセキュリティの問題が危機的状況にあった。特に、リソース不足から日々の問い合わせ対応に追われ、システム改善や戦略的な取り組みに手がまわらない運用が常態化。その結果、システム停止への対応や潜在的な情報漏洩リスクといった、深刻な課題をいくつも抱えていた。

さらに、3か年計画で進めている基幹システムのリプレイスプロジェクトにも十分に関与できず、セキュリティ面の不安を一層深刻化させていた。

こうした状況を打開するため、「情報システム部門全体の課題整理」と「抜本的な対応策の戦略策定」について、アイチームに相談があった。

planning

企画

情報システム部門の「3年後に目指す体制」をゴールに設定し、現行のシステムや管理業務における課題を洗い出すことを提案した。その後、課題を緊急度と重要度で分類し、優先順位を付けたうえで具体的な対応策を立案。アイチームの専門スタッフ2名がクライアントの部門長やリーダーとともに、週1回のペースで4か月間協議を行った。

その結果、以下の4つを重要課題として定めた。

  1. 情報システム部門の体制強化
  2. 基幹システムのリプレイスプロジェクトへの介入
  3. セキュリティ対策の抜本的な改善
  4. PCおよびデータ管理の適正化

特に、体制強化を最優先課題と位置づけ、情報システムの知見を活用し、細かなチーム体制にまで踏み込んだ戦略を提案した。段階的な人材育成と採用計画を組み込んだプランを作成し、プロジェクトをスムーズに進めるために必要なコスト感も提示。

体制を整えながら課題を包括的に解決できるよう、複数の案を出しながらクライアントと調整を重ね、現実的かつ実行可能なロードマップを作成した。

result

結果

情報システム部門のボトルネックを特定し、優先順位を付けて整理したことで、「何を」「どの順番で」進めるべきかが明確化された。また、必要な予算感を示すことでリソース配分を最適化し、最大限の効果を引き出せる実行プランを構築した。

依頼前は、停滞感が漂い次の一手が見えない状況だった。しかし、課題を一つずつ整理していく過程で、「これを進めるべきだ」「ここに集中しよう」という前向きな議論が生まれ、クライアントの意識にも大きな変化が見られた。最終的に、現状の整理と把握が進んだことで改善の方向性が定まり、次のステップに進むための基盤が確立された。

アイチームのアピールポイント

アイチームでは、リソース不足や課題が整理されていない場合でも、以下のような支援が可能です。

  • 現状の課題整理から具体的なアクションプランの策定までを伴走支援
  • 情報システム部門に特化したナレッジを活用し、効果的な改善策を立案
  • リソース不足を補うアウトソーシングプランをご提案