施工情報を一元化。タブレット対応で業務効率と品質を高める管理システムを構築

-
アウトソーシングサービス
- アプリケーション構築サービス
ご相談時の状況とご要望
大型家電や電子黒板の設置、住宅リフォームなど、多岐にわたる施工サービスを展開しており 、業務管理にはSaaS型サービスと独自Webシステムを併用していた。しかし、工事管理と部材発注を別システムで運用していたため、同一情報の二重登録が発生し、非効率な運用が常態化していた。
また、工事種別ごとに必要な項目やフローが異なるにもかかわらず、SaaS側には機能拡張の制約があり、将来的な業務拡大への対応が難しいという課題も顕在化。さらに、業務の効率化を図るうえで、タブレット端末による工事完了報告や、顧客からの電子サイン取得といった機能の追加要望も挙がっていた。
こうした背景から、既存のWebシステムに機能を統合し、業務を一元的に管理できるシステムを構築したいという相談が、アイチームに寄せられた。
planning
企画
まず、工事の流れや業者ごとの金額フロー、入力項目など、既存システムの運用実態を調査し、情報の一元化に向けた設計方針を策定した。
そのうえで、販売店からの依頼受付から施工完了までを、案件単位で一元管理できる仕組みを既存Webシステム上に構築。工事種別ごとの異なるフローや項目にも、同一システム内で対応できる設計とした。
さらに、タブレットによる完了報告や電子サイン機能を組み込み、リアルタイムな報告体制を整えた。
ヒアリングから要件定義、設計・開発までを約2か月で完遂。レビューを重ねながら仕様を確定し、短期間でのスムーズな導入を実現した。
result
結果
システム統合により、すべての業務データを一元管理できるようになり、二重登録や確認作業の手間が削減され、管理工数が大幅に短縮された。あわせて、将来的なサービス拡大にも追加開発を最小限に抑えて対応できる柔軟性を確保した。
さらに、タブレット端末による完了報告・電子サイン機能の導入によって、現場で報告から承認までを完結でき、担当者の利便性と顧客対応の品質が向上。 スキャンも不要となったことで、運用コストの抑制にも寄与した。
稼働後も現場からのフィードバックを反映し、機能改修を継続しており、より実務に即した形へのブラッシュアップが進行中。すでに追加機能の開発依頼もあり、さらなる業務効率化とサービス品質向上への発展が見込まれている。
アイチームのアピールポイント
アイチームでは、既存のシステムや業務プロセスに課題がある場合でも、以下のような支援が可能です。
- 現場実態の徹底分析による課題の可視化と情報一元化支援
- 既存システムの制約を踏まえ、将来の拡張にも対応するシステム構成
- タブレットやスマートデバイス活用による現場業務のデジタル化支援
- 品質とスピードを両立する短期導入のプロジェクト推進
- 稼働後の改善を継続する伴走型サポートと運用最適化