業務を止めずに全国拠点のPCを刷新。綿密な計画と柔軟な対応で実現したリプレイス支援

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情シスソリューションサービス
ご相談時の状況とご要望
Windows 10のサポート終了が迫るなか、OSアップグレードは企業の信頼とセキュリティを維持するための最優先課題となっていた。しかし、社内で稼働しているPCの多くは導入から年数が経過し、Windows 11の要件を満たさない機種も多数存在しており、全面的なリプレイスが避けられない状況であった。
さらに、PCは全国の拠点で日常的に使用しているため、各業務の特性を踏まえながら、業務停止リスクを最小限に抑える対応が求められた。
こうした背景のもと、計画策定から移行作業まで一貫して任せられるパートナーとして、アイチームへ相談が寄せられた。
planning
企画
PCリプレイスに先立ち、まず各部門の業務用途や使用中の業務アプリ、必要スペックを詳細に調査。クライアントが取得していたPCの見積内容を精査し、スペックの妥当性やメーカーごとの特性を比較しながら、業務要件に最適な機種選定を支援した。
リプレイス工程は「初期セットアップ」「標準アプリ導入」「データ移行」の3段階に整理し、PCごとの業務内容やデータ量に応じて作業パターンを4つに分類。そのうえで、データ移行期間を個別に調整しながら、全体進捗を一元管理する仕組みを整備し、作業の偏りや遅延を未然に防ぐ体制を整えた。
実際の作業では、大阪拠点は現地対応とし、他拠点はセットアップ済みのPCを配送したうえでリモート対応を行う「ハイブリッド体制」を採用。クライアント側の対応範囲を明確化し、スケジュールを適宜共有しつつ、現場の混乱を抑える運用フローを設計した。
result
結果
クライアントの希望期間内に50台のPCリプレイスを完了させ、セキュリティリスクの低減と業務基盤の安定化を実現した。
リプレイス工程では、予期せぬ個別アプリの追加移行にも柔軟に対応。データ量が想定を上回る端末は、業務終了後の時間帯を活用するなど、現場の実情に即した運用を徹底した。
綿密なスケジュール設計のもと進捗共有を徹底し、関係者と合意形成を丁寧に進めることで、業務への影響を最小限に抑えながら多拠点のPCリプレイスを円滑に完了させた。
今後もITインフラの保守サポートを通じて、企業全体の業務環境のさらなる最適化を支援していくことが期待されている。
アイチームのアピールポイント
アイチームでは、複数拠点の展開や業務要件が多岐にわたるケースでも、以下のように柔軟かつ実行力ある支援が可能です。
- 業務影響を最小限に抑え、詳細な計画策定と精緻なスケジュール管理
- 関係各所との合意形成を重視した丁寧な連携サポート
- リモート対応と現地対応を組み合わせた柔軟な多拠点対応
- イレギュラー発生時における、柔軟な判断と迅速なリカバリ対応
- 将来を見据えた設計により、ITインフラの中長期的な運用支援